2011年2月10日木曜日

マダガスカルバタフライフィッシュ


Seychelles butterflyfish - Maldives
Originally uploaded by takau99

学名:Chaetodon madagaskariensis Ahl, 1923
英名:Seychelles butterflyfish
和名:マダガスカルバタフライフィッシュ
撮影地:モルディブ エリヤドゥ
カメラ:OLYMPUS PEN E-PL1

モルディブ・エリヤドゥでのダイビング中、息をのむほど美しいチョウチョウウオに出会いました! 今日は、その名も**『マダガスカルバタフライフィッシュ』(学名:Chaetodon madagaskariensis、英名:Seychelles butterflyfish)**の魅力と、愛機OLYMPUS PEN E-PL1で彼らを追いかけた撮影記をお届けします!

一見地味に見えて、光の加減で見せるその繊細な美しさは、まさにマクロダイバーの心をくすぐる被写体ですよ!

地味なんて言わせない!マダガスカルバタフライフィッシュの秘めたる輝き

マダガスカルバタフライフィッシュは、一般的なチョウチョウウオの派手さとは一線を画す、落ち着いた美しさが魅力です。体色は白みがかったグレーから薄い黄色で、背中から腹部にかけて濃い目のストライプが数本入るのが特徴です。

「え、それだけ?」と思うかもしれません。でも、彼らの本当の魅力は、水中ライトを当てた時や、光の加減で現れる、メタリックな輝きと繊細な模様にあります!

特に、光が当たることで鱗の一枚一枚がキラキラと光り、まるで夜空の星屑を散りばめたような、あるいは宝石の原石のような輝きを見せてくれるんです。そして、その優雅な泳ぎと、サンゴの隙間をすり抜けるような身のこなしも、見ていて飽きません。

地味だと見過ごされがちですが、じっくりと観察するほどにその奥深い美しさに気づかされる、そんな魚です。


モルディブ・エリヤドゥは宝庫!マダガスカルバタフライフィッシュとの出会い

今回、私がこの美しいマダガスカルバタフライフィッシュに出会えたのは、モルディブのアリ環礁に位置するエリヤドゥのダイビングポイントでした。エリヤドゥはハウスリーフの豊かさが魅力で、小物から大物まで様々な生物に出会える最高の場所です。

マダガスカルバタフライフィッシュは、水深15m以深のサンゴ礁域でよく見られました。特に、ドロップオフの壁沿いや、健康なサンゴが広がるエリアで、単独またはペアで泳いでいる姿を多く見かけましたね。彼らは比較的深めの水深を好む傾向があるので、少し注意して探してみてください。


OLYMPUS PEN E-PL1で美しさを切り取る:撮影のコツ

愛用のOLYMPUS PEN E-PL1とマクロレンズを使って、このマダガスカルバタフライフィッシュの繊細な輝きを捉えるために意識したポイントです。

  • 光を意識する: 彼らのメタリックな体色の輝きを出すには、適切な水中ライト(ストロボ)が不可欠です。真正面から当てるだけでなく、少し斜めから光を当てることで、鱗のテクスチャーや立体感を引き出すことができます。

  • 露出を調整する: 明るすぎると白飛びしてしまうので、露出を少しアンダー気味に調整して、繊細な色合いと光沢を出すように心がけました。

  • 背景との調和: 群生するサンゴを背景にすることで、彼らが自然な環境で生きている様子を表現できます。青抜きで撮るのも彼らのシックな色合いを引き立ててくれますよ。

  • 動きを予測して待つ: チョウチョウウオの仲間は優雅に泳ぎますが、急に方向転換することもあります。彼らの動きを予測し、ベストな瞬間を逃さないよう、粘り強く待ちましょう。

OLYMPUS PEN E-PL1は、エントリーモデルながらも、マクロ撮影においてその描写力とコンパクトさを存分に発揮してくれました。このカメラで、マダガスカルバタフライフィッシュの秘めたる美しさを引き出せたのは、本当に嬉しい経験でした。


まとめ:モルディブで、隠れた宝石を探すダイビングを!

マダガスカルバタフライフィッシュは、その派手さで目を引く魚ではありません。しかし、だからこそ、彼らの繊細で奥深い美しさに気づけた時、ダイバーとしての喜びはひとしおです。

モルディブでのダイビングを計画されている皆さん、次回のダイビングでは、ぜひこの麗しき宝石、マダガスカルバタフライフィッシュを探してみてください。きっと、あなたの水中写真コレクションに、また一つ特別な彩りが加わるはずです。


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